国内で越境留学 新たな学び方

交流の舞台となった遊佐高校と飯野高校はどちらも県立高校ですが、他地域からの越境入学を受け入れています。「地域みらい留学」という名で、住んでいる都道府県の枠を超えて、自分の関心に合う高校を選択し、高校3年間をその地域で過ごすと“国内留学”のような進路の選び方がすこしづつ全国に広がり、生徒を受け入れる地域・学校も増えているということです。
今回「山形県の高校生」として、マダガスカルの面々をもてなした生徒の中には、関東から3人、関西から1人の“留学生”がいたそうです。神奈川県出身の生徒は、「家にいてはわからない。インターネットではわからない、行かないと体験できない」と話し、自ら環境に身を置くことの大切さを強調していました。

また、今回の訪問に先立ち、日本の高校生らが、同じ万博交流プログラムを利用してアフリカ・マダガスカルを訪問しており、「環境が全く違ってショックを受ける面もあったが、世界の広さを実感した」「現地のコミュニティに受け入れられた、という感覚を抱けた」など、多くの学びがあったことが報告されました。