「返済不可能な高額ローンを組まされた」

スルガ銀行をめぐっては投資用のアパート・マンション向けの融資の際に審査を通りやすくするため、書類を改ざんするなどの不正をしたことが明らかになっています。

この不正により返済不可能な高額ローンを組まされたと主張するオーナーおよそ400人は「スルガ銀行不正融資被害者同盟」を結成。

被害者同盟によるとメンバーに対する不正融資はおよそ700のアパート・マンションで行われ、ローン総額は1051億円に上るということです。

被害者同盟、損害賠償求め調停

被害者同盟の弁護団は、2022年2月、全てのメンバーの高額なローンについての損害賠償を求めて調停を申し立てました。

これに対し、スルガ銀行は、個別での対応を主張。両者の協議は、平行線の状態が続いていました。