岡山市に住む高校3年生、長谷部桃子さん。あす(8月1日)からタイで開かれる、あるスポーツの国際大会に出場します。そのスポーツとは…

(甲野良輔記者)
「何の授業を受けたんですか?」
(長谷部桃子さん【画像①】)
「日本史の授業を受けていました。疲れました」

【画像①】

玉野光南高校3年の長谷部桃子さんです。実は…素早いジャブ、ボクサーです。

【画像②】

(長谷部桃子さん)
「小学1年生のころに始めました。きっかけは、従兄弟のお兄ちゃんがボクシングをやってて」

従兄弟の長谷部大地さん【画像③】は、アマチュアボクシングの日本代表に選ばれたこともあるボクサーです。

【画像③】

(長谷部大地さん)
「兄がそれに影響されて始めると同時に自分も始めました」

【画像④】

(長谷部弘康さん)
「もも、あご引かんけん怖いんじゃが、あごひいときゃ怖くない。押したらダメよ、パンチ出さんと」

指導しているのは、父親の弘康さんです。兄弟がボクシングを始めたのがきっかけでジムを開きました。

(父 長谷部弘康さん【画像⑤】)
「運動能力がある子ではなかったので、スタミナと気持ちがないと絶対できないので、そこが一番強み」

【画像⑤】

高校に進学した後は、全日本女子ジュニア選手権、全国高校選抜大会で2連覇を果たすなど輝かしい成績を残してきました。そんな長谷部選手、これまでの大会の結果からタイで開かれるアジア選手権に出場できることになりました。大会には25か国からあわせて約350人が出場する予定です。

長谷部選手の実力はどれほどなのかパンチを受けさせてもらうことに…

【画像⑥】

記者の私は動くサンドバック状態に。見かねたスタッフがゴングを鳴らします。

(長谷部桃子さん)
「余裕でした」
(甲野良輔記者)
「もう見えないです。どこに打ってきているのか」
(長谷部桃子さん)
「パンチの力を変えたり、スピードを変えたりしてできるだけ動きを変えて相手にばれないようにして打つようにして」

【画像⑦】

プロボクシングで世界王座を獲得した、岡山市出身の晝田瑞希選手が目標だという長谷部選手。アジア選手権の開幕はあす(8月1日)。初めての国際舞台に緊張しているといいますが、今の力を出し切りたいと話します。

(長谷部桃子さん)
「不安も大きいし、楽しみですけど、2週間も滞在するのも初めてなので、どんな感じかなと。いろいろ勉強してこようかなと」
「大会で絶対1勝して、優勝できればなと」

【画像⑧】