■日常生活に影響は?

米イェール大学 成田悠輔 助教授:
一番気になるのは、ミサイル発射が続いてることが、日本人の普通の生活にとって何か危機をもたらす可能性があるものなのかどうか。


どうしてもミサイルの話って、外交とか、アメリカに対する抑止力とか、すごく大きな話で、生活感覚からちょっとかけ離れてるような気もするじゃないですか。日本の生活や都市機能に何か影響がある可能性があるのかどうか、伺ってみたい。

浅見 氏:
この間も、Jアラートが鳴りましたが、逃げろと言われても、どういうふうに行動をとったらいいのか実際にわからないというのが現実かと思います。今回、韓国でも空襲警報が鳴りましたけれども、韓国でさえも、実際にどういった行動をとったらいいのかわからない住民が多かった。国民ひとりひとりがどういった行動をとればいいのか、ガイドラインが具体的に示されるべきであるのかなと感じています。またインフラなどに影響が出る可能性もありますので、広く日本全土にどういった影響があって、その場合どういった行動を各自がとるべきなのか、自治体がどういう指示を出すべきか。広く周知をしていく、ガイドラインを定めていくことがこれからの具体的に必要な措置になっていくかと思います。

■ミサイルは「火星17」? “核実験”の可能性は?

井上キャスター:

Jアラートが発表されると新幹線なども止まりますし、そういった日本の状況を北朝鮮はあざ笑っている、なんていうふうにも伝えられます。

3月に発射されたミサイルは、先ほども出てきた「火星17」。アメリカ全土を射程に捉えることができるというものです。今月3日のミサイルに関しては、Jアラートが発出されて訂正が行われました。このときは失敗ではないかという分析が大勢を占めたわけです。正常に飛行できず落下したということ。


まだ情報が乏しいですので確定的なことは言えないんだろうと思いますが、今回はどういったことが言えるのか。

明海大学 小谷哲男 教授
「今回の飛しょうデータを見ると、3月とほぼ同じ。火星17の可能性が高い。北朝鮮は発射成功とみているのでは」

防衛省 防衛研究所 浅見明咲 氏
『「火星15」の改良型もしくは「火星17」ではないか』



ホランキャスター:
「火星15」と「火星17」で何か変わってくるものはあるんでしょうか?

浅見 氏:
「火星17」は弾頭が多弾頭化している点で「火星15」とは大きく異なります。弾頭が実際に着弾をした場合には、それぞれの方面に散っていくことになりますので、より広範囲を狙うことができるという改良がなされているものが「火星17」なります。

井上キャスター:
これが成功すると、やはり核実験が近づいてきていると見るべきなのか?

浅見 氏:
アメリカの中間選挙までに核実験をやるだろうという分析が多くなされていましたけれども、実際には中間選挙まで核実験を行うことがなかった。今の段階でいつやるか、ということはかなり未確定な部分ではある。技術的にはやはり北朝鮮は核実験をやりたいと思っている。いつでもできる段階だろうという分析が多くなされていますので、核実験をちらつかせる行動はこれからも続いていくのかなと思います。