地震が相次いだ鹿児島県十島村の悪石島から島外に避難していた住民3人が、3度の延期を経て30日夜、定期船で鹿児島港から島へ帰りました。
先月からの群発地震で、十島村の悪石島と小宝島では、これまでに延べ70人が鹿児島市などに避難しました。村では今月17日以降、震度4以上の地震が観測されていないことから、希望者を定期船で帰島させることにしました。
島外避難している悪石島の5人と小宝島の4人のうち、30日は悪石島の3人が帰島しました。午後11時、鹿児島港発の定期船「フェリーとしま2」で悪石島へ向かいました。31日午前9時15分に悪石島に到着する予定です。
住民の帰島はこれまで、台風によるしけで3度延期されていました。30日は県内全域に津波注意報が発表されていますが、十島村は「定期船の運航に影響はない」として出港を決めました。