気象庁は、午前8時25分ごろにカムチャツカ半島付近で発生した地震について先ほど会見を行いました。津波警報の発表地域では沿岸部や川沿いから直ちに避難するよう呼びかけています。

気象庁会見
「津波警報ですが、北海道太平洋沿岸、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県、伊豆諸島、小笠原諸島、三浦半島、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県と広い範囲に津波警報を発表しています」

気象庁によりますと、午前8時25分ごろ、ロシアのカムチャツカ半島の近くを震源とする地震が発生しました。USGS=アメリカ地質調査所によりますと、地震の規模を示すマグニチュードは8.8と推定されています。

この地震の影響で津波警報が発表されています。津波警報が出ているのは、北海道から東北、関東、東海、近畿までの太平洋沿岸の広い地域です。

気象庁は当初、津波注意報を発表していましたが、地震のマグニチュードを精査したところ、より高い津波が予想されたため津波警報を発表したということです。

すでに、北海道根室市などでは30センチの津波が観測されていますが、津波警報の発表地域では沿岸部や川沿いから直ちに避難するよう呼びかけています。