離婚を未然に防ぐため“男性の育児参加の必要性”を訴える活動も

 築城さんの活動はこれだけではありません。離婚を未然に防ぐためにも、女性の立場から男性の育児参加の必要性を訴えています。

 (築城由佳さん)
 「一番夫婦の悪化が起きているのは産後なんですよね。妊娠は1人ではしませんから、出産も1人ではできません。やっぱり2人で作ったお子さん、そして2人で育てていく」
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 実際に離婚を踏みとどまった人もいます。こちらの男性は以前、妻との離婚を考えていましたが、築城さんの講演を聞いたのをきっかけに子どもの事を第一に考えるようになり、妻との関係が徐々に修復したといいます。

 (離婚を踏みとどまった男性)
 「どちらが子どもをみることになったとしても、親がいない瞬間がどうしても長くなると思うので。そういった時に寂しい思いをさせるのがつらいなと思いました」
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 築城さんがこれまでに関わった親子は約500組。「たとえ離婚したとしても、DVや虐待などの場合を除いて、子どもの成長には父親と母親の双方が必要」と考えています。

 (築城由佳さん)
 「(離婚が)子どもにとって良い選択なのであれば、それは仕方がないこと。だけど争うことは子どもにとって幸せではないことだと思います。お父さんお母さんが共に責任を持って子どもを養育していくのが当たり前なんだよという社会になればと思っています」

 (2022年11月17日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)