新潟県内では連日続く猛暑が家計にも影響しています。豚肉と卵の価格が高止まりしていて、下がる時期が見通せない状況が続いています。

新潟市 西区にあるスーパー『いちまん』。鮮魚売り場の先に、卵が置かれていました。

【いちまん 高井栄二朗 店長】「去年の同じ時期に比べますと、だいたい売値で100円くらいは値上がりしている状況となっています」

ほぼ右肩上がりの価格は、今月に入ってさらに上昇。去年7月は196円で販売していましたが、きょうは293円。およそ100円も高くなっているのです。

【いちまん 高井栄二朗 店長】「ずっと過去最高値を売価ですけど、ずっと上がり続けている」

エサ代、燃料代の高騰に加えて、猛暑によるニワトリの夏バテが影響しているということです。

物価の優等生と呼ばれる卵の値上がりに買い物客は…
【買い物客は】「卵は高いですよね。普段は買わないようにしています。特売の時しか買いません」

【買い物客は】「やっぱり高いですね。だから特売の時に。でもしょうがないですね。暑いから」

値上がりしているのは卵だけではありません。豚肉です。

【いちまん 高井栄二朗 店長】「例えば去年これが今の時期だったら(100グラム)208円くらいで販売していたのが228円」

豚肉は毎年夏に値上がりする傾向があるということですが、去年の同じ時期と比べても100グラム当たり20円高くなっています。猛暑でエサを食べる量が減り、出荷が遅れていることや、去年の猛暑で交配がうまくいかなかったことなどが原因と考えられています。

【買い物客は】「食費がちょっとかかってしまうので不安な部分はあります。鶏肉とかの料理を取り入れる頻度が高くなったかな」

高井店長によりますと価格が下がる時期は見通せないということで、暑さだけでなく、家計にとっても試練の夏になりそうです。