福岡県中間市の保育園で当時5歳の男の子が送迎バスに置き去りにされて死亡した事件からきょう29日で4年です。
保育園には献花台が設置され、訪れた人が幼くして失われた命を悼みました。

RKB 若松康志 記者
「強い日差しが降り注ぎ、汗がにじむ暑さとなっています。献花台にはお茶やジュースが供えられ、『たくさん飲んでね』とメッセージが書かれています」
この事件は2021年7月29日、中間市の「双葉保育園」で当時5歳の倉掛冬生ちゃんが送迎バスに置き去りにされ熱中症で死亡したものです。

事件から4年となった29日、保育園に献花台が設置され、花や飲み物などを供えて手を合わせる人の姿が見られました。

献花台を訪れた人
「二度とこういう事故があってほしくないことですね」
当時の園長らには「極めて基本的な注意義務を怠った」として有罪判決が言い渡されています。
また2023年4月から、送迎バスに子供の置き去りを防ぐ安全装置の設置が義務づけられました。