台風8号は、奄美地方の一部を強風域に巻き込みながら西北西に進んでいて、遠ざかる見込みですが、依然、波が高く、海の便の乱れが続いています。
台風8号は、奄美大島の西南西およそ600キロの海上を時速15キロで西北西に進んでいます。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルです。

現在、奄美地方の沖永良部島と与論島が強風域に入っています。
台風は、次第に遠ざかる見込みですが、引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意が必要です。
また、うねりを伴った高波にも注意が必要で、きょう29日も海の便に乱れが出ています。
29日、欠航が決まっているのは、奄美・沖縄航路のフェリーあまみの下り便、フェリーきかいの上り便、種子島・屋久島航路のフェリー太陽IIの午前出発する便です。

地震のため、鹿児島市などに避難していた十島村の住民の帰島が29日夜出発するフェリーとしま2で予定されていましたが、あす30日に延期となりました。