連日の猛暑と渇水で、新潟県五泉市の農家・高岡一雄さんのコシヒカリの田んぼは、水不足と猛暑の影響でひび割れています。
「サンダルでも大丈夫だわ。パンパン。完全に下に水がない」

このまま水不足が続けば、令和の米騒動のきっかけとなった2年前の猛暑よりも影響が大きくなるのではといった声も聞こえてきました。
五泉市では先月下旬からまとまった雨が降らず、7月に降った雨はわずか14mm。
渇水対策として地域を3か所に分け、3日に1回、農業用水から水を引いています。
ところが…
【水土里ネット十全 村川安則 副理事長】
「水量が足りないからここまで水が来ない。(同じ場所でも)田んぼが青いところは水来てるんですが、水が足りないからこっちまで上ってこない」

水源となる“ため池”の水位が平年の3分の1以下まで減って水が行き届いておらず、1か月以上水がこない田んぼにはすでに影響がでています。
【農家 高岡一雄さん】
「今大事な時期だけど、穂出しませんよ。水もらっても徐々に赤くなるだけ」

水が行き届かないため、稲の葉が丸まり、茶色く枯れていました。