猛暑が続く山形県内は、雨が極端に少なく水不足となっていて、農作物に影響を与え始めています。

県は今後の適切な水の管理が今年のコメの収量に大きく影響するとしています。

県内は先月から今月にかけて雨の量が少なく、気温の高い日が続いていて、水不足が起きています。

この水不足は農作物や畜産にも影響を与え始めていて、県はきょう、緊急の対策会議を開きました。

会議には山形地方気象台や農業関係団体の代表らが出席し、主にこれから出穂期を迎える、「コメ」についての対策が話し合われました。

県内の一部の地域では農業用の水が確保できないことで田んぼの土が乾いて亀裂が入ったり、枯れたりする影響が出ていて、このままの状態が続くとコメの減収が懸念されるということです。



県農林水産部 佐藤隆士 技術戦略監(兼)次長「例えばローテーションで水を流す番水というやり方だとか、上流の人が(水を)いっぱい使うと、下流の方に流れていかないことになるので、話し合いの中でみんなが水を効率よく使えるように進めてもらえたら」

県は今後、市町村を通じて、農家に対し、水を確保した上で、田んぼに水を入れたままにしないなどの高温対策も行ってもらうよう、呼び掛けていくということです。