富山市が調査結果を公表へ

富山市の中心部で繁殖している理由についてサギの生態に詳しい専門家は外敵に襲われる可能性が低く大きな木があるなどこれまではサギにとって好条件の場所だったとみています。

富山県自然博物園ねいの里 間宮寿頼館長補佐「県内でよくみられるのは例えば神社の社寺林とか、結構高木があってですね。そういったところで繁殖してるっていうのはよく見受けられます」

一方で、富山城址公園周辺では以前からサギの鳴き声やフンなどの被害が問題になっていました。

富山市は公園利用者や通行人からの相談を受け、サギを別の場所に移そうと先月23日ごろからマツの木を6本伐採しています。

富山県自然博物園ねいの里 間宮寿頼館長補佐「もちろん人が生活する上で問題であれば、できるだけそういう場所に(巣を)作らせない工夫も必要でしょうし。問題が起こらないようなところであれば、また寛容できるところであれば、そういうところで(巣を)作らすってことも、人とサギが共存していく上では必要なのかなと思うので、そのへんのバランスですよね。これをいかにとっていくか。公園内でも、ここは許容できるよと。ここは許容できないっていうのであれば、その色分けをあらかじめしてですね、対応していくっていうことも必要かなと思います」

富山市は29日、記者会見を開き大量死の原因などについて詳しく説明するとしています。