11年前の2014年9月に起きた御嶽山噴火災害の遺族などが、慰霊登山を行いました。

慰霊登山に参加したのは、2014年9月27日に起きた御嶽山噴火災害の遺族などでつくる「山びこの会」のメンバーと関係者15人です。

噴火発生と同じ11時52分に合わせて、標高3067メートルの山頂で黙とうし、家族や知人の冥福を祈りました。

山びこの会では毎年、7月の最終日曜日に慰霊登山を行っています。

今年は地元・木曽町と王滝村の役場職員の立ち合いのもと、犠牲になった人の最期の場所など登山道を外れたところでの慰霊も許可されました。

(弟を亡くした・寄能孝志さん)
「(弟の最期の場所に)行きたい、行って見たいという思いが、ずっとふつふつとあったんですけど、やっと今回そこに行けたのはすごく嬉しかったというか、ほっとしたというか」

木曽町と王滝村では、今後も会から要請があればこうした規制区域での慰霊も認めたいとしています。