(記者)「政策が県民に理解されなかったとのことですが、特にどの政策が、なぜ理解されなかったと感じますか」

(自民党県連 森山裕会長)「例えば消費税の問題です。消費税が何にどう使われているのか、消費税を下げて財源を失ったら今の社会保障や地方財源がどうなるのか、という訴えが我々も少し不足していたのだと思います。『消費税が下がる』という話のほうが、非常に聞こえが良かったのでしょう」

(記者)「次期候補者選びで世襲を制限するルールを作る考えはありますか」

(自民党県連 森山裕会長)「憲法で被選挙権が保障されていますから、ルール化はしません。しかし、考え方として世襲への批判は世の中にありますし、私自身もそうでない方がいいのだろうなと思います。私の選挙区であるかつての鹿児島5区の先達も、世襲はされませんでした」

(記者)「他の県連では退任を求める動きもある中、鹿児島県連が石破総理の続投を求める決議を出す意義は」

(自民党県連 森山裕会長)「先ほどの会議で決まったということです。それが意味合いです。県連会長や幹事長である私の個人的な思いではありません。会議で議論した結果、決議をしようということになりました。文章をしっかり作り、皆さんのご理解をいただいた上で党本部に提出します」

(記者)「鹿児島選挙区で議席を失ったことへの受け止めは」

(自民党県連 森山裕会長)「非常に残念な思いです。我々も初心に帰り、県連の運営を進めなければならないと思います。県民の皆さんに、我々が何でどのようにお役に立っているのか、今後どのような課題に取り組むのか、SNSなども通じてしっかり広報活動をしていかなければならないという議論もありました」