(記者)「別の候補者(尾辻朋実氏)を選んでいれば、という声もあるが」

(自民党県連 森山裕会長)「それもありますが、世襲についての世の中の批判もありますので、そこは非常に難しい。ただ、あの時にお約束いただいたことを守っていただけなかった。公認申請をされた時の誓約書を守っていただけなかったことは非常に残念ですが、誰にでも被選挙権があるわけですから、それ以上のことを申し上げる気持ちはありません」

(記者)「ご自身の地盤での敗北については」

(自民党県連 森山裕会長)「霧島市であれほど負けるとは思っていませんでした。その一言に尽きます」

(記者)「参院選では参政党が躍進しました。世の中の流れとして、自民党に何がマイナスに働いたと捉えていますか」

(自民党県連 森山裕会長)「これから分析するところですが、正直、参政党に24%の得票があったこと、特に都市部で多かったことにはびっくりしました。これは、自民党の右と左のバランスに対するご批判なのかなという気もします。参政党は非常に右という感じがしますが、自民党が少し右から真ん中に寄ろうとしているのではないかということのご批判もあるのかもしれません。また、政権を預かる政党として政策には責任を持たなければなりません。例えば、消費税の議論にしても、代替財源の議論なくして無責任なことは言えません。長期金利も上がってきている情勢を考えると、政権を預かる与党と野党とでは立場が違うのだと思います」