岩手の初冬の風物詩、盛岡文士劇が12月に行われます。
出演する岩手ゆかりの作家や公演内容が発表されました。

25日は出演者の代表や脚本家、演出家が制作発表を行いました。
昭和の時代の文士劇を復活させようと1995年に始まった盛岡文士劇は、今回が30回の節目。
記念公演となる2025年は12月6日と7日に全3公演が行われます。

演目は、現代物が一関市で学生時代を過ごした作家、内海隆一郎さんの作品「娘の立場」より『にらめっこしましょ』です。
家族の心温まる物語を盛岡弁で表現します。

時代物は名探偵の金田一耕助が活躍する横溝正史の推理小説『犬神家の一族』です。
第20回以来の出演となる盛岡市在住の児童文学作家、柏葉幸子さんは、犬神家の長女、松子を演じます。

(柏葉幸子さん)
「物を書く者同士が一つの舞台を作り上げるということでとても楽しみにしています」

盛岡文士劇は2025年も盛岡劇場で行われ、チケットの販売は10月2日に始まります。