全国へ広げた元祖「王道系」

スイーツジャーナリストの平岩さんによると、ミルクレープが全国区になるきっかけとなったのが、全国に1000店舗以上を展開する『ドトールコーヒーショップ』。

1990年代半ばから販売をスタートすると、たちまち話題となり全国へ。
今でも「レモンミルクレープ」(530円※10月22日まで)など、季節限定フレーバーも販売するなど看板商品となっています。

MD企画部・友岡桃夏さん:
「2024年に北海道産の生クリームを使用してリニューアルをしているが、前年比120%ほどの売上げ。食べる客の幅が広がった」

売上げ5倍に「美しすぎる断面」

さらに“映え過ぎる”と話題なのが『galetteria BLUE RIBBON TOKYO』(東京・世田谷)。

40代男性・会社員:
「ちょっとお値段するなと思ったけど、見映えなどを含めたらそんなに高くないかな」

まるで“ショートケーキ”のような「シャインマスカットレアチーズミルクレープ」(1780円※7月16日から販売・季節限定)は、クレープ生地に練乳入りのレアチーズクリームの分厚い層、そこにシャインマスカットがゴロゴロと。それが2段になった贅沢な進化系ミルクレープです。

新名部員:
「生地感もありつつ、ふわふわのシャインマスカットのおいしさが際立つようなコクのあるクリームが最高」

毎月、旬のフルーツなどを使用した季節限定のミルクレープを販売。ほとんどの客が、SNSの投稿を見て来店するといいます。

山田雄 店長:
「断面、横から見た時の見た目、かなりフォトジェニックな感じ。販売当初と比べると5倍ぐらい売り上げが伸びている」

日本生まれの「ミルクレープ」が、進化した美しい見た目とご褒美需要から再び人気となっています。

(THE TIME,2025年7月16日放送より)