種市高校レスリング部の部員16人のうち14人が高校から競技を始めたといいます。
入部の理由の多くが…

(佐藤瑳武主将)
「潜水士になろうと思い(種市高校に)来たんですけど、潜水士は体力が必要なのでそのために入部しました」

種市高校は、「南部もぐり」と呼ばれる潜水技術を学べる海洋開発科があることでもその名を知られています。
部員のうち13人がその海洋開発科の生徒で、潜水士などを目指しています。

校内のプールで、総重量およそ65キロのヘルメットやスーツを身につけ行われる潜水の授業は、レスリングでの強さにもつながる体力と精神力が鍛えられるといいます。

(種市高校レスリング部 大向光監督)
「この地域では、潜水士を目指しながら体を鍛えたいという生徒がたくさんいます。そういう子たちが、レスリングを通じて体を鍛えたり心も鍛えたり、そういう伝統が今でも引き継がれている」