関税とは…上がると日本企業の負担
そもそも「関税」とはなんなのか?例えば日本からアメリカへ100万円車が輸出されるときに、25%の関税がかかっていると、125万円の車になります。関税での上乗せ分はアメリカの輸入事業者が、支払うことになっています。
しかし、藤山氏は関税は日本企業にとって負担になると話します。関税がかかってしまうと、アメリカの業者が払うことから最終的に売られる値段がその分高くなり、物の値段が高くなると売れなくなってしまうということです。
(藤山氏)「日本から輸出するときに値下げして売る動きも今みられています。そうすると関税がかかっても値段は元のままで、アメリカの消費者が買う値段はそのままで済むという可能性もありますが、それは、逆に言うと日本から売るときに値下げしてしまっているので、日本企業の負担になる」
いずれにしても、関税が上がるとアメリカに輸出している日本企業にとっては負担となり、利益が少なくなってしまうということです。