■チケット完売 舞木さん「また地元が好きになりました。」

上映当日の6月28日。会場の壱番館「遊ホール」の前には長蛇の列ができていました。映画で演じた役と同じく青色に髪を染め上げ壱番館を訪れた舞木さん。
上映前には、客席を確認する様子も。

舞木さん
「すごい。めっちゃいる。すごい嬉しい。」

チケット完売 満員御礼


映画を見に集まったのは375人。当日券も完売し満員御礼。映画の原案者で舞木さんの父・齋藤さんも嬉しそうに客席をのぞきます。

齋藤さん
「それだけ思いがある人がいるというのが嬉しい。共感してくれる人がこんなに世の中にいる。作ったではなく生まれた映画と思って感極まってます。」


命と向き合うことをテーマにしたこの作品。集まった人たちは、それぞれの思いを胸に鑑賞していました。

鑑賞した人
「どんなに辛いことや苦しいことがあっても幸せの未来のために今、自分が頑張ってると思える。」

鑑賞した人
「殺伐とした時代の中で生きる力を噛み締めらることができた作品。」

鑑賞した人
「29回目です。特にエンディングの鯉のぼりの場面では、気持ちが高まって自分も一生懸命頑張ろうという気持ちになれる。」


久しぶりの映画の上映で多くの人が集まった壱番館。舞木さんの父や館長も盛り上がりに喜びを噛み締めます。

壱番館 遊ホール 畠山慎司館長
「(満員は)指定管理してから初めてのこと。ものすごいパワーを感じました。これから力強く私たちも運営していけたら。」


舞木さんの父・齋藤幸男さん
「全国をまわってきて時が巡って皆さんが必要としてくれたからやれたしそれが満席につながった。町おこし地域の復興に少しでも貢献できた。」


「芸術の力」が街を元気づけた一日でした。

舞木さん
「この1つのイベントに対して映画を作った時と同じようにたくさんの人が裏で動いてくださったことが形たちとして見られて、また地元が好きになりました。」


■舞木ひと美 塩釜市出身 1989年9月13日生まれ 
京都の大学で映画学科。2011年12月、東松島市で復興支援のために行われ東松島市演劇の公演でヒロイン役を務める。映画「有り、触れた、未来」では、大島蒼衣役を演じる。映画のプロデューサーとして全国各地で自主上映を続ける。2024年の能登半島地震をきっかけに防災士の資格を取得。