7月20日に投開票された参議院議員選挙では、自民党が全国で議席を減らす中、熊本選挙区では議席を守りました。一方、比例代表では新興政党による得票の伸びが目立ちました。

熊本選挙区 馬場氏3回目の当選も…

熊本選挙区では、自民・現職の馬場成志氏(60)が新人3人を押さえて3回目の当選を果たしました。

馬場氏の得票は、6年前よりも5万票ほど少ない約32万8000票でした。

郡市別の獲得票数は、熊本市で立憲・新人の鎌田聡氏(60)に及ばず、さらにJNNの出口調査によると、10~40代の支持は参政・新人の山口誠太郎氏(36)を下回りました。

しかし、熊本市以外の22郡市で他の候補を突き放し、50代以上の支持も固めたことで当選を果たしました。

ただ、馬場氏の得票は、自民と公明の比例票(計約32万3000票)とほぼ変わらず、単純に票数だけを見ると、他党支持層や無党派層への今後の浸透に不安を感じさせます。