躍進した国民と参政 今後の政権枠組みは?

一方、意気消沈する与党を横目に勢いづくのが…

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「まるでこの選挙がなかったかのような対応で、選挙を通じて示された民意に対して真摯に向き合っている姿勢を感じませんでした」

議席を伸ばし躍進した国民民主党と参政党。

「手取りを増やす夏」を訴えた国民民主党は改選4議席から4倍以上に増やし、17議席となりました。

そして、注目されていたのが参政党。「日本人ファースト」を掲げた参政党は、改選1議席から14議席へと大幅に増やし、単独で法案を提出することが可能になりました。

参政党 さや 氏
「日本のために、日本人の皆様のために、これから本当の戦いがスタートしていくと思います」

参政党 大津力 氏
「住民の暮らしを守るということでの日本人ファーストが刺さった」

参政党 宮出千慧 氏
「(国民の)政治に対する不満があった中で、そういったところにアプローチできたのかな」

7つの選挙区で議席を獲得。比例では、立憲民主党、国民民主党と並ぶ7議席を獲得しました。

一方、野党第1党の立憲民主党は、改選前と同じ22議席にとどまりました。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「参政党が伸びた分、複数区で食われた部分もあったりしますので、ただ『日本人ファースト』というその一言が多くの人たちに届いた。その背景をよく分析しなきゃいけない」

今後の政権運営には野党の協力が不可欠となります。石破総理は、野党との連携について…

Q.連立の枠組みを拡大する考えは?

石破総理
「現時点において、連立の枠組みを拡大する考えを持っているわけではない」

選挙後の政権枠組みが不透明なまま、物価高やトランプ関税などの懸案にどう向き合っていくのでしょうか。