ここで、投票率を見ていきます。高知では56.89%。徳島では50.48%。合区で合わせて53.61%となりました。2016年に合区制度が始まってから、両県とも初めて、50%を超えました。
各党、県組織のコメントです。投票率の向上と自民党の大敗について、「政権への不満が高まった結果では」という分析が多くありました。
自民党
「厳しい審判が下り、厳粛に受け止めている。有権者の不満や不安が強い敗因。いかなる政権の状態でもこれまで同様に活動していく」
公明党
「誠に残念で物価高騰対策などへの不満が厳しい結果となった。参院選で過半数を守ることができず真摯に受け止める」
立憲民主党
「石破政権のままではダメなんだという一種の怒り。野党結集して与党と対峙していく」
国民民主党
「政治への不安、不満が大きく影響したのでは。党としては議席が大きく躍進した、公約実現に向けて活発に動く」
日本共産党
「市民と野党の共同が候補を押し上げた。大きな激動が予想される国政で公約実現に全力を尽くす」
社民党
「政治への不満が募った結果。厳しい選挙戦だったが自民党への批判を掴み政党要件もクリアできた」
参政党
「獲得票数の目標を大幅に上回った。日本人ファーストの政策が有権者に届き、今の政治を不満に思う人の票が参政党に入った。全国的にも大躍進した」
濵田知事
「与野党協力して真摯に議論を重ね、地方の声にも耳を傾けながら課題解決に向けて歩みを進めていただきたい。県内投票率は全国平均を下回った。合区制度に起因する関心の低さが要因。解消を粘り強く訴えていく」