大友宗麟と関係が深いキリシタンの歴史を紹介する殉教祭が大分市の教会で初めて開かれました。

大分市の大分ザビエル聖堂で開催された大分地区殉教祭には、県内外からおよそ250人が集まりました。この殉教祭はカトリック大分司教区が今回初めて開催し、フランシスコ・ザビエルが1551年に豊後で布教を始めたことなどキリシタンと大分の歴史を司祭が紹介しました。さらに大友宗麟がキリスト教を保護した時代背景について語り、参加者が耳を傾けていました。

カトリック大分司教区・森山信三司教「教会も高齢化と言われる時代の中にあって、次の子どもたち・若い人たちにどう継承していくかということが大事なことだと思っていますし、その意味でも意義ある集まりだったと思います」

カトリック大分司教区は「今まで接点のなかった人たちにも大分の南蛮文化やキリスト文化に触れてみてほしい」と話しています。