鹿児島県奄美市の田中一村記念美術館では、館内の裏側を親子で巡る、年に一度のツアーが開かれました。

栃木県に生まれた田中一村は、1958年に50歳で奄美大島に移住し、69歳で亡くなる19年間、奄美の自然や風景を描き続けました。

その作品を紹介する田中一村美術館では毎年、夏休みにあわせ、館内のバックヤードを紹介するツアーを開いています。

およそ400点の作品が保管されている収蔵庫では、1年を通して室温は20度ほど、湿度は55パーセントほどに保たれていることなどが説明されました。

(小学5年)「倉庫の中にどんな絵が入っているのかなと、気になった」

(保護者)「私も興味があったが、子どもたちに絵を見て自分の夏休みの宿題とかにも参考になればなと」

ツアーの後は学芸員の解説に耳を傾けながら、一村の作品をじっくり鑑賞していました。