熱戦が続く夏の高校野球鹿児島大会は、きょう21日から準々決勝です。7年ぶりに勝ち進んだ加治木が神村学園に挑みました。

準々決勝第1試合は、ここまで無失点の神村学園と、夏の大会では7年ぶりにベスト8に勝ち進んだ加治木が対戦。

全校応援で声援を受ける加治木は初回、2番・前がセンター前にヒットを放ち、チームに勢いをつけますが、神村の堅い守備を崩せず先制とはなりません。

するとそのウラ、神村は2番・入耒田がセンター前ヒットで出塁すると、3番・今岡がフォアボールで1,2塁。続く4番・梶山のタイムリーで先制すると、この回、更に1点を追加し、2対0とリードと広げます。

反撃したい加治木ですが、神村の先発・窪田のテンポの良いピッチングを前に得点を奪えません。

7回表、加治木の4番・古園がレフト前ヒットで出塁しますが、最後まであと1点が遠かった加治木。

神村が9対0の7回コールドで勝利し、準決勝進出を決めました。

(加治木高校3年・前和真選手)「神村学園のピッチャーに対しても、しっかり振っていけばヒットも打てると、みんなに見せられたかなと思います」

(加治木高校3年・宮路勇聖主将)「見たことのない数の人が応援してくれて。みんなで束になって、相手チームに立ち向かっていくことが、ピッチャーしていても心強く感じました」

21日はこのほか、鹿児島実業が2対1で鹿児島工業に勝ち、準決勝進出を決めました。

あす22日も準々決勝2試合が行われます。

【21日の結果 準々決勝】
神村学園9-0加治木(7回コールド)
鹿児島実業2-1鹿児島工業

【22日の試合 準々決勝】
(第1試合)れいめい-出水工
(第2試合)鹿屋中央-樟南