第27回参議院議員通常選挙、徳島・高知選挙区は、無所属の現職・広田一氏が当選確実となりました。これを受け、自民党の新人・大石宗氏が敗戦の弁を述べました。

大石宗氏、相手候補の「当選確実」を受けてのコメント

「皆さんに、まずは、心からの感謝を申し上げなければならないと、そのように思っています。2月から活動を始めまして、ちょうど、このたすきをね、誰かが作ってくれていますが、これ、確か2つ作りまして…1つ目はもうボロボロで使えない状態で、これが2つ目でありますが、まぁ、これもボロボロになっていますが…。本当に、徳島県、高知県、ずっと回ってまいりました」

「初めて行く所もあった。そういった中で、今日おいでになった皆様の顔を、お1人お1人見ると、一緒になって本当に汗をかいていただいた。そういう『草の根』の皆様方の力で、今日ここまで走って来られたことは、私にとっても大きな誇りでありますし、だからこそ、ぜひとも胸を張っていただきたいと思います。まずは、本当に心からの感謝を申し上げたいと思います。今日まで本当にありがとうございました」

「今日も『8時に当確が出る』ということで、何でも『負ける時は、負けっぷりが良くなくてはならない』と、そのように思います。まぁ、これほど見事に敗戦をしたというのは、『負けに不思議の負けなし』と言いますが、ひとえに私の力不足であります。たくさんの皆様にいただいた期待、そして何より、様々な立場があっても、いろんなリスクを冒してでも、私のために一歩踏み出していただいた、そういった皆様方の期待に応えることができなかった。これは本当に、私自身の責任であります」

「一方で、本当に、冒頭もお話をさせていただきましたが、一貫して『この日本の国を守らなければならない』、あるいは『地方を守らなければならない』、こういう思いで、最前線で本当に命をかけて仕事をされている、そして『故郷を守ろう』という思いで奮闘されている、そういった皆様方と一緒に戦えた、そして一緒に色々なことを語ってくることができた。これは私にとっても大きな財産でありますし、そして、これからの未来にとっての、私は『希望』になったんじゃないかと思います」

「天候というのは、なかなか自分でコントロールできない。まあ、こういうこともあります。だけれども、私は思うんです。『実力のある者は必ずまた仕事ができる』と。これは私のことではありません。今日おいでになった皆様方と一緒に、これから大事なことは、もう気持ちよく負けたわけですから、これを『よすが』にして次の第一歩にしていく。私の敗戦をそういうふうに捉えていただくと、それが一番、私にとっても嬉しいことであります」

「今日からまた始まる、皆様との第一歩に期待をして、そして、全てのことに感謝をして、私からのお礼のご挨拶とさせていただきたいと思います。皆様と一緒に戦うことができて本当に光栄でした。どうもありがとうございました」