20日に投開票が行われた参議院選挙の鳥取・島根合区選挙区で、自民党の新人・出川桃子さんの当選が確実となりました。
バンザイのあと、報道陣のインタビューで、出川さんは次のように語りました。
Q.合区選挙だったが?
「両県合区の選挙区。大変難しい選挙でしたが、多くの方に支えていただいた。東西およそ300キロの地域を半年あまりかけくまなく歩き、対話を重ねてきた。そうした中で、いただいた付託にしっかり応えていきたいと思っている。」
Q.何が支持された?
「これまで市議会議員、県議会議員として地域の様々な課題を解決する政治活動をしてきた。国政においても、借り物の政策ではなく、現場に根差した政策を訴えてきた。そうした姿勢が共感、あるいは理解をいただいたということであれば、ありがたい。」
Q.何から取り組む?
「山陰が直面する課題は多岐にわたるが、やはり人口減少問題、担い手不足に真正面から取り組んでいかねばならない。」
Q.物価高、経済政策が争点となったが有権者の声をどう感じた?具体策は?
「連日のように日用品、食料品の値上がり、私も1人の生活者として主婦として、厳しさを痛感している。山陰は中小企業が99.9%。都市部と賃金格差がある。そうした中での物価上昇が家計に与える影響が大きい。中小企業が大企業に価格転嫁できる環境を国の責任においてしっかり整備していくことに取り組みたい。」
Q.年金、社会保障政策については?
「私も40代ということで、社会保障制度を支える現役世代。今後の持続可能性について強い関心を持っている。今の制度設計は人口が増えていくことを前提にしている。少子高齢化が進んでいく中において、根本的に見直す必要がある。給付と負担のバランス、抜本改革に取り組み、世代間の公平性を担保していきたい。」
Q.自民党にとって厳しい選挙戦だったが、国政の場での自身の役割は?
「自民党に対する厳しい逆風、政治に対する信頼が大きく揺らいでいる中での選挙戦だった。まず山陰の課題を国政に届けるだけでなく、先頭に立って政治への信頼を取り戻していく役目があると思っている。政治の現場に声が届きにくかった若者や女性の声を届けていく役目があり、責任を果たしたい。政治への信頼を取り戻すには、現場に根差した政策を一つ一つ実現していく、その姿勢を示していくことが何より大切だと思う。」