奥能登の選挙結果には現れなかった 発言の影響

「鶴保氏発言」には怒りの反応を示した能登の有権者。しかし、実際の投票行動を見ると、宮本氏への支持が極端に薄れた結果にはなりませんでした。

能登半島地震の被災地のうち、奥能登と呼ばれる輪島市、珠洲市、能登町、穴水町では、いずれも宮本氏がほかの候補に相当な差をつけての得票になりました。

政治資金パーティーをめぐる裏金問題では収支報告書への不記載があり、2024年に自民党から処分が下されてもいた宮本氏が臨んだ今回の参議院選挙。被災地を含め、石川県の有権者は宮本氏を選択しました。