地震が続く十島村ですが、17日と18日は震度4以上の地震はありませんでした。
一部の児童生徒が島に戻った悪石島学園でも、18日は終業式でした。

トカラ列島の十島村では先月21日から地震が続いています。震度1以上は、多い日で180回を超える日もありましたが、18日は午後5時までに10回と少なくなっています。震度4以上の地震はこれまで59回ですが、17日と18日午後5時までにはありませんでした。

17日、児童生徒14人中4人が島に戻った悪石島学園では、18日対面とオンラインで終業式が開かれ、全員が出席しました。

(悪石島学園 當房芳朗校長)「画面越しとはいえみんなの笑顔や表情が見られて、お互いにとても喜んでいる。地震で辛い思いをしているが『みんなしっかり自分の命を守れて立派だった』と話した。9月1日はみんなで揃って笑顔で迎えられたら」

鹿児島市にある十島村役場では18日、鹿児島女子高校から義援物資として女性用の生理用品が入った巾着50袋が贈られました。被服製作で余った端切れで製作したもので、全てに手書きのメッセージがそえられています。

(鹿児島女子高校3年 吉崎沙さん)「少しでもみなさんのお役に立てればと思って作った。ほんの少しでも安心を届けられたら」

(十島村 久保源一郎村長)「女子高校生のきめ細やかな配慮。受け取った方は大事に使って、心に残るものだと思う」

高校生からの温かい思いも寄せられ、一日も早い地震の収束が望まれます。