第27回参議院議員通常選挙は7月3日公示、7月20日に投開票を迎えます。投票日まで、あと2日に迫り、勝敗のカギなどについてOBS報道部、糸永敦記者の解説です。

大分選挙区(定数1)立候補者

吉田キャスター:
参議院選挙について、糸永記者とお伝えします。いよいよ20日、日曜日が投票日ですが、大分選挙区はどんな選挙戦が展開しているのでしょうか。

糸永記者:
今回、象徴的な「既成政党と新興勢力による構図」が選挙戦にも影響しているといえます。このため、陣営からは「どこまで支持が広がっているか実態を掴みにくい」などの声が聞かれます。また、自民党の白坂さん、立憲民主党の吉田さんいずれの陣営も、最近の選挙で支持者を増やしてきた参政党の野中さんの票の行方に警戒感を強めています。

吉田:
今回の勝敗のカギは何でしょうか。

糸永:
組織票を固めるのはもちろんですが、いかに浮動票を取り込むかがカギといえます。白坂さんと吉田さんの陣営は、それぞれ知名度のある国会議員が大分入りしてテコ入れを図っているほか、SNSも活用して支持拡大を図っています。19日の最終日は大票田の大分市でファイナルを迎えます。

吉田:
投票率についてです。前回の3年前は52.98パーセントでした。20日の投票日は3連休の中日で、投票率に影響するのではといった指摘があります。

糸永:期日前投票の投票者数は大分を含め全国的に増えています。有権者の関心が決して低いわけではないといえます。

吉田:
県内多くの自治体ではこのあと、午後8時まで期日前投票を受け付けています。参院選はあさって20日に投票が行われ、即日開票されます。