道総研は18日、北海道福島町で52歳の新聞配達員の男性を襲い、死亡させたヒグマの体毛を調べたところ、4年前に町内で77歳の女性を襲って死亡させたクマと同一個体であったと発表しました。
北海道福島町では7月12日早朝、新聞配達員の佐藤研樹さん(52)がクマに襲われて死亡しました。【この記事の画像を見る】

道総研は14日、男性を襲ったクマの体毛を現場から採取し、痕跡調査を実施。
DNA分析を行ったところ、4年前の2021年に福島町白符で77歳の女性を襲って死亡させた個体と一致したということです。

福島町では18日にクマ1頭が駆除されましたが、男性を襲ったクマと同一個体かどうかはまだわかっておらず、道総研は今後DNA分析で結果を明らかにする方針です。

また、現場の足跡などから、2頭のクマがいる可能性があると推測されていましたが、今回の分析結果で、クマは1頭だったということが判明しています。

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