福岡縣護国神社の本殿などが国の有形文化財に登録される見通しになりました。壮大な社殿の景観が「造形の規範となるもの」として高く評価されました。

国の文化審議会は18日、福岡市中央区にある福岡縣護国神社の本殿や鳥居などを、後世に残すべき建造物として国の登録有形文化財にするよう答申しました。
福岡縣護国神社は1943年に県内5社の護国神社を合祀して創建されましたが、1945年の福岡大空襲で社殿が焼失しました。

その後、1961年に再建された現在の社殿は創建時も手掛けた神社建築の大家、角南隆によって再度設計されたもので本殿の独創的な意匠や、拝殿を中心とした左右対称の壮大な社殿の景観は「造形の規範となるもの」と評価されています。
その他、宇美町の宇美八幡宮の本殿なども答申されていて、これらが正式に登録されると、福岡県内にある登録有形文化財の建造物は250件になります。