子どもだけで行動する機会が増える夏休み。気を付けたいのが交通事故です。
7月10日午後2時半ごろ、熊本市北区植木町で下校中に横断歩道を渡っていた小学1年生の男子児童が車にひかれました。

事故に遭った児童の祖父「横断歩道を渡っている時に車が突っ込んできた。そのまま巻き込まれて、車の下敷きになってひきずられていった」
学校から連絡を受けた祖父が現場に向かったところ、児童は腕や腰にひどい傷を負っていました。児童は意識がもうろうとした状態で病院に運ばれましたが、一命は取り留めました。

児童を救ったのは「ランドセル」。クッションの様な役割を果たしたのです。ただ、事故のショックから児童は今日の終業式まで登校できませんでした。
児童の祖父「(事故後)あまり眠れないでいる。横断歩道をわたる恐怖感は今でもあると思う。引きずられる恐怖があったと思う」

警察は車を運転していた70代の高齢男性について、今後、過失運転傷害の疑いで書類送検する方針です。
児童は、横断歩道を渡っていて事故にあいましたが、警察は「けがの程度が軽かった」といった理由で、この事故を発表しませんでした。