青森県八戸市は2023年、「みちのく記念病院」で起きた患者間の殺人の犯人を隠避した事件を巡り、病院へ行政処分の必要があると発表しました。これをもとに、県は改善命令を行うか判断する見通しです。
八戸市は18日の市議会で、みちのく記念病院が違反事項が2点確認できたと発表しました。
みちのく記念病院の違反事項は、医師のタイムカードを事務職員が実際の勤務時間と異なって打刻していたことと、これまでの立ち入り検査などで医師の勤務実態について「うその報告」をしていたことです。
これを受けて、市は18日、行政処分の権限がある県へ処分の必要性が認められたと通知しました。
これをもとに、県は改善命令などを行うか判断する見通しです。
病院で2023年に起きた患者同士の殺人を巡っては、当時の院長の石山隆 被告と弟で医師の哲 被告が犯人隠避の罪で起訴されています。