2024年1月、青森県平川市の自宅で、中学生の娘を包丁で刺してけがをさせた傷害の罪に問われている母親の初公判が、17日に開かれ、起訴内容を認めました。

母親は、娘や息子に日常的に虐待を繰り返し、児童相談所から11回の助言指導を受けていました。

平川市の飲食店従業員・桑田飛鳥 被告(33)は、2024年1月、自宅で中学生の娘の背中や尻を包丁で刺して大けがをさせた傷害の罪に問われています。きょうは青森地裁で初公判が開かれ、桑田被告は起訴内容を認めました。

このあと、検察側は桑田被告が娘の態度に腹を立てて背中を包丁で刺したうえ、娘が叱られた理由を返答できずにいると、息子に持ってこさせた包丁で尻を刺したと指摘しました。

これに対して、弁護側は、桑田被告と娘の供述に異なる点があると主張し、今後の公判で明らかにしていくとしています。

また、17日の公判で桑田被告は、娘や息子に対し日常的に虐待を繰り返し、2011年から2023年までに児童相談所から11回の助言指導を受けていたことがあきらかになっています。