鳥取県岩美町の3つの海水浴場は18日が海開き。
それを前に、町と警察、消防、海上保安署が協力して大規模な水難救助訓練が行われました。

海水浴をしていた人が流されたと、仲間が観光案内所に駆け込んで通報するところから訓練は始まりました。
消防や警察の車両や海上保安署の巡視艇などが次々と浦富海水浴場に集まり、救助体制を整えます。

島に泳ぎ着いた人をまずは消防防災ヘリが吊り上げて救助。

同じく島に泳ぎ着いた人を今度は救助船で救助します。

更にもうひとり、溺れて姿が見えない人を探すため水上バイクが出動し、水中から引き上げて砂浜まで運ぶと、消防の救急隊に引き継ぎます。

岩美町では、13日、海水浴場ではないところで泳いでいた人が、流されて死亡する事故も起きていて、訓練では様々な救助方法を用い各機関の連携を強化しました。

岩美町役場 澤敬美 総務課長
「各機関の連携が重要であると改めて再認識したところです。あってはなりませんが、いざという時には冷静かつ的確な行動をとってもらいたいと考えています。」

この日の訓練では、気象台が津波の到来が予想される時に耳の不自由な人などにもいち早く知らせて避難を促す「津波フラッグ」を紹介しました。
赤白格子の津波フラッグ、皆さんも覚えておいてください。