良い面は「若者が選挙に関心を持つようになった」
Q 政治家、政党は積極的にSNSを取り入れるべきでしょうか
ITジャーナリスト・三上洋さん
良いことと悪いことと両面があります。
利点としては、ショート動画をよく見る層、例えば若年層、つまり10代、20代が意外に選挙に興味を持つようになっています。
実際、私の子供は20歳ですが、TikTokで各政党の公約などを知り、家庭でも話題にするようになりました。
そういう意味では投票を促すという効果がありそうです。
うまくやっている政党はSNSで情報公開を行っているほか、AIを活用して有権者の疑問に対して党の主張や公約を回答するなど、情報共有に努めています。
また政党に不祥事などが起き、それを支持者らに指摘された場合、そのいきさつをネット上で公開した上で再発防止策を発表した事例もあります。
SNSが、政党と有権者が向き合う手段になっていて、これはSNSのプラスの面といえます。