参議院選挙の投開票日は7月20日。
有権者の投票行動の鍵を握ると言われるのが、YouTube(ユーチューブ)やX(旧ツイッター)、TikTok(ティックトック)といったSNSです。
ITジャーナリストの三上洋さんによると、特に再生回数を伸ばしているのが、プロを標ぼうするいわゆる「選挙ユーチューバー」たちが配信する、切り抜きの「ショート動画」。
再生回数が多い「バズる動画」を参考に政策を決めているのではないか、と疑われる政党まであるといいます。
「選挙とSNS」、今何が起きているのでしょうか。ITジャーナリストの三上洋さんに聞きました。
「SNSに強い政党の方が得票に結びつく」と予想しています
Q SNSは有権者の投票行動にどの程度影響するでしょうか

ITジャーナリスト・三上洋さん
数年前まではSNSが選挙の投票行動に繋がることは稀でした。
ネット上で大変な勢いがあると言われていても、実際の開票結果の数字には出てこない状況でした。
ところが選挙イヤーだった去年、地方選挙・補欠選挙と各地で複数の選挙が行われ、SNSや動画の反響で得票を伸ばした候補者が出ました。
この結果を受けてSNSの影響力が大きいということが浸透し、今回の参院選は特にSNSに注目が集まっています。
特に各社の世論調査などをみると新興の野党が伸びるとも言われていて、これは実際にインターネット上のライブ配信や動画の再生数の数字にも表れています。
そのため、ある程度SNSに強い政党の方が得票に結びつきそうだと予想します。