旬のモモがたっぷり乗ったタルトに、鮮やかなピンクのパンナコッタ。福島が誇るモモを、福島市内の飲食店や宿泊施設などで気軽に味わえるキャンペーン「ふくしまピーチホリデイ」が、15日から始まりました。

このキャンペーンは、福島市の夏の風物詩ともいえるモモを県内外の人にもっと楽しんでもらいたいと毎年行われていて、4年目となる今年は、すでに福島市と桑折町にある65店舗が参加しています。

そのうちの一つが、福島市渡利にあるイタリアンレストランコルティーレ。こちらでは、新鮮なモモをふんだんに使ったアフタヌーンティーを楽しむことができます。

佐々木夢夏アナウンサー「モモのティラミスをいただきます。マスカルポーネのクリーミーさの後にモモのフレッシュさを感じます。そして、下のスポンジにまでモモの甘みがしみ込んでいます」

このセットに使われているのは、実はすべて規格外のモモ。ふくしまピーチホリデイでは、傷がついていたり、サイズが小さかったりと、味に問題がないにもかかわらず、市場に出すことができないモモを使ったメニューが提供されています。これによって、フードロスの削減や生産農家への支援にも繋がるといいます。

コルティーレ・中村彩代表「形が悪いといっても、ひと手間加えるとたくさんのお客様が喜んでくれる料理に変身する。まず早生モモの暁星から始まって、これからあかつき、川中島とたくさんのモモを使用します。その時期に合わせたモモを使用しているので、楽しんでいただければと思います」

このアフタヌーンティーは、モモの出荷状況によりますが、8月いっぱい提供される予定です。

福島の果物を堪能できるふくしまピーチホリデイは、15日から始まり、参加店を巡って参加できるデジタルスタンプラリーも行われます。モモをはじめとする福島産の様々なフルーツの魅力を発信するため、1年を通して行われます。