20日の参議院選挙の投開票日まであと5日になりました。JNNでは12日と13日の2日間に選挙戦中盤の情勢を分析しました。
石川県選挙区では、先行する自民党現職の宮本さんを国民民主党新人の浜辺さんが激しく追う展開です。石川県選挙区に立候補したのは、届け出順に以下の5人です。
▼共産党の新人・村田茂候補(62)
▼自民党の現職・宮本周司候補(54)
▼国民民主党の新人・浜辺健太候補(31)
▼諸派で政治団体・NHK党の新人・小沢正人候補(49)
▼参政党の新人・牧野緑候補(40)
JNNでは12日と13日、県内の有権者にインターネット調査を行い、これまでの取材を加味して中盤の情勢を分析しました。
その結果、石川県選挙区では自民党現職の宮本周司さんが一歩リードする戦いをみせています。宮本さんは自民党支持層のおよそ5割を固め、公明党支持層からも4割近くの支持を集めています。日本保守党の支持層も2割取り込んでいます。
ただ、国民民主党の新人で立憲民主党県連から支援を受ける浜辺健太さんが1週間前の調査から差を縮め、選挙戦中盤に激しく追う展開となっています。
参政党の新人、牧野緑さんがこれに続きます。
浜辺さんは国民民主党支持層のおよそ7割のほか、立憲民主党支持層の5割近く、日本維新の会支持層からも3割余りの支持を得ています。
牧野さんは参政党支持層の9割近くを固めた他、日本保守党やれいわ新選組支持層のそれぞれおよそ3割を取り込んでいます。
共産党の新人・村田茂さんと、諸派で政治団体NHK党の新人・小沢正人さんは苦戦しています。
一方、支持政党は無いと答えた無党派層からは、浜辺さんが最も支持を集めたものの1割あまり。
次いで牧野さんが1割近くにとどまり、「まだ決めていない」とする回答が無党派層ではおよそ5割を占めています。
また、年代別でみると宮本さんが50代以上の支持を最も集めていて、70歳以上ではおよそ3割を固めています。それぞれの候補者とも40代以下の有権者への支持の浸透が課題です。
今回の調査では、有権者のおよそ4割が投票先を「まだ決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。