公約をもとに各党をグループ分けする

MBSの大八木友之解説委員は、医療に関して各党の公約には打ち出しや独自の特徴が見られるとしつつ、「現役世代の負担をどうするか」という課題意識は共通していると指摘、その中で最も大きな違いは「その負担を誰が担うのか?」という点にあると分析しています。

第一生命経済研究所の谷口智明氏は、各党の「医療」公約を以下のようにグループ分けしています。

・現行制度の維持・医療の効率化と予防重視:自民党、公明党、参政党
・世代間の格差是正かつ効率化重視:日本維新の会、国民民主党
・国費投入の拡大:共産党、れいわ新選組、社民党
・部分的見直し:立憲民主党
・言及なし:保守党

増大する医療費について、「誰が、どのように負担するのか」という視点で公約を比較すると、立ち位置の違いが明確になります。どの考え方が自身の価値観に近いのか、有権者にとって、選択のポイントとなりそうです。