兄弟がボールを奪い合う…“直接対決”のシーンも

そして、11月13日に行われた決勝当日。家族は2人を平等に応援したいとの思いから、両校の応援スタンドには座らず観客席の中央に陣取りました。
勝てば全国大会出場、負ければ引退。勝負の一戦、キックオフです。
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試合は前半4分、紺色のジャージ・常翔学園が先制トライを奪います。さらに畳みかけるように兄・駿介さんもトライを目指して駆け上がります。
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一方、白のジャージ・関大北陽の弟の洋介さんも負けてはいません。
(実況)
「ここもひたむきにタックルにいく関大北陽の14番・石田洋介。常翔学園の14番・石田駿介は双子の兄弟ということで、同じ14番をつけての大阪決勝での対戦です」
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そして、前半終了間際。ついに2人がボールを奪い合う場面が…。ダメ押しトライを狙う兄・駿介さんと、弟・洋介さんが直接対決。洋介さんが競り勝ってボールをキープ。常翔学園に追加点を与えません。
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試合はそのままノーサイド。勝ったのは兄・駿介さんの常翔学園。弟・洋介さんの全国大会への挑戦は終わりました。
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(弟・洋介さん)
「同じグラウンドで兄弟そろってスタメンで出られたのはすごく自分の中でもよかったなと思いますし、うれしかった。大阪の決勝で当たって、関大北陽は(全国に)出られないので、(兄の)駿介には全国でまた頑張ってもらいたいです」
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(兄・駿介さん)
「弟の分や応援してくれる人のためにも、花園は絶対優勝したいです」
試合を見守った家族は次のように話しました。
(母・綾子さん)
「どちらもよく頑張ったかなと思います。楽しませてもらって感謝です」
(2022年11月14日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)














