13日夕方、石川県白山市にある北陸新幹線の高架橋から複数のコンクリート片が落下しているのが見つかりました。これまでのところ、けが人は確認されていないということです。

JR西日本金沢支社などによりますと、13日午後5時ごろ、北陸新幹線の金沢駅と小松駅の間にある白山市西新町の路上で「新幹線の高架のコンクリートが10個くらい落ちている」と近くを通りかかった人から警察に通報がありました。

落ちていたのはコンクリートの破片17個、合わせておよそ1.9キロ分で、大きいもので、長さおよそ12センチ、幅およそ5センチのものもあったということです。破片は高さおよそ11メートルの高架橋から落下したとみられますが、これまでにけが人は確認されておらず、北陸新幹線の運行にも影響はありませんでした。

JR西日本によりますと、高架橋の上には雪をとかすためのマットが敷かれていて、雪解け水や雨水でコンクリートが腐食し、はがれて落下したとみられます。

現場はIRいしかわ鉄道の松任駅から西におよそ200メートルの場所で、高架橋の下には片側1車線の道路が走っています。

JRは14日午後から高所作業車を使って点検を行うことにしています。