バレーボールのネーションズリーグ女子大会の予選、日本ラウンドで日本(世界ランク5位)は12日、世界ランキング3位のポーランド戦を迎える。女子日本代表は試合前、女子日本代表はサーブやレセプションなどの練習で最終調整を行った。また、ポーランド戦のメンバー変更が発表され島村春世(33)、小島満菜美(30)が再登録。西村弥菜美(25)、中川つかさ(24)がリザーブ選手となった。

練習後キャプテンの石川真佑(25)はポーランド戦へ向け「パリオリンピック™で負けてますけど、そこから私たちもメンバー代わってますしリベンジというか次は絶対勝ちたいっていう気持ちはありますけど、まず自分たちのやるべきところに集中して全員で戦っていきたいと思います」強い思いを口にした。

石川選手

佐藤淑乃(23)は「すごく高さのあるチームなのでブロック力もありますしオフェンス力もサイドの選手が器用に打ち分けてくる選手が多いと思うので、日本の粘り強さで負けないようにロングラリーでも日本が(得点を)取って流れを掴めるようにしていきたいと思っています」と意気込みを語った。自身のプレーについては「オフェンス力でチームに貢献したいなと思っていますし、難しい状況のハイセットでもしっかり決め切れるように準備してやっていきたいです」と話した。

佐藤選手(右)

前回銀メダルの日本は現在8勝2敗で全体の3位。上位8チームが進出するファイナルラウンドに向けクライマックスを迎える。ネーションズリーグは世界バレー、オリンピック™に並ぶバレーボール世界三大大会の一つで世界TOP18チームが世界を転戦しながら長期間戦う。

■“圧倒的な高さ”を誇る欧州の強豪

世界ランキング3位と世界屈指の強豪国・ポーランド。前回大会の予選ラウンドで日本はストレート負けを喫した。チームの中心は2m超えのスティシアク(203cm)とコルネルク(200cm)のツインタワー。平均身長は189.1cm(リベロ除く)と、圧倒的な高さを誇る。日本はパリ五輪の予選リーグ初戦でポーランドと対戦し、1ー3で敗戦している。あと1セット獲れていれば決勝トーナメント進出を果たせただけに因縁の相手。

※世界ランキングは試合前時点