被爆者「突き返せばいい」戦前教育の記憶から警鐘

被爆者・山川剛さん:
「これは突っ返せばいいと思うんですけどね」

平和教育に長年取り組んできた被爆者の一人、山川剛さんは、戦前に自身が受けた教育の体験も踏まえ、強い言葉で危機感を示します。

被爆者・山川剛さん:
「過去、戦争を始める大きな力になった一つは教育だった。表紙に『まるわかり!』と書いてありますが小学生は教えられたことが丸ごと入ってしまう。小さいうちから(学んだことは)当たり前になってしまうおそれがある」

山川さんは特に、配布対象が、多角的・批判的な思考力がまだ十分に育っていない小学生である点に危機感を持つとしています。