■大使館編集の映像を見せ“自作自演のでっち上げ”
ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使:「金平さん。どうもご無沙汰しています」
4月7日、駐日ロシア大使のガルージン氏が報道特集の取材に応じた。
金平茂紀キャスター:
「ガルージン大使、率直にお聞きしますけども(ブチャで)虐殺があったことは認めますか?」
ガルージン駐日ロシア大使:
「認めないです。そもそも第二次世界大戦後、最も残虐な虐殺、軍事犯罪、戦争犯罪を起こしているのはゼレンスキー政権です。ロシアに泥を塗るために意図的に挑発的な事件をでっち上げたのはウクライナ側です」
“でっち上げだ”と断じたガルージン氏。
用意されていたモニターに大使館が編集したという映像を映して説明を始めた。
タイトルは「ブチャ市の真実」。
ガルージン駐日ロシア大使:
「(遺体が見つかったのと)同じ通りです。誰もいないです。遺体とか」
「つまり明らかにそれがウクライナ軍・ウクライナ当局による挑発で自作自演のでっち上げです」
ロシア軍が撤退した後にウクライナ側が撮影したとする映像を示し、“ブチャの通りには遺体が無かった”と主張した。
金平キャスター:
「私たちの仲間とか日本のジャーナリストとかそういう人間が実際に何があったのかというのを現地で住民から聞いているんですよ。遺体も見ましたよ。それが“でっち上げ”だと言っているんですか?」
ガルージン駐日ロシア大使:
「遺体がロシア軍に殺されたというのはでっち上げです。無防備の市民を殺して街の通りに置いたという事実は無いということだけを言っています」
金平キャスター:
「“(事実が)無い”とは、どうして分かるんですか?」
ガルージン駐日ロシア大使:
「それはロシア軍の発表だから」
金平キャスター:
「私の仲間が取材した内容を信じたいと思うから言っているんですよ」
ガルージン駐日ロシア大使:
「どうぞ信じてください。私は信じていません。それだけです」