参議院選挙の投票の際の判断材料となる情報をお伝えするシリーズ、きょうは、「社会保障制度」についてです。

少子高齢社会で社会保障制度のあり方は大きな課題の一つですが世代によって異なる要望に政治はどう答えるのでしょうか。

働き続ける高齢者

国立社会保障・人口問題研究所によりますと、福岡県で一人暮らしの65歳以上の高齢世帯は、2050年に20%を超えると推計されています。

すでに65歳以上になっても働き続ける高齢者は増えています。

RKB 江里口雄介 記者
「汗も止まらない、うだるよう暑さの中、皆さん長袖を着て、懸命に作業が続けられています」

シルバー人材センターから派遣され、朝8時から庭木の剪定作業を行う高齢者。

物価高もあって、年金だけでは生活費や医療費が不安だという声が聞かれます。

シルバー人材センター派遣(73)
「年金だけで食えるかって言ったらとてもじゃないけどですね。後期高齢者の医療制度、あれが改定されて、医療費負担が増えるというのが現実ですので」

シルバー人材センター派遣(64)
「個人的にはもう年金に期待してないですけどね、自分の分は自分で稼がなしょうがないでしょうね」

シルバー人材センター派遣(74)
「あと1年ぐらいで企業年金が切れるんですよ。そしたら真剣に働かないかん。今の倍ここで働かないかん」