アメリカのルビオ国務長官はトランプ大統領が各国に通知している新たな関税について、交渉により見直しの余地があるという考えを表明しました。

アメリカ ルビオ国務長官
「トランプ大統領が各国に送った手紙は関税の基準を設定したものです。各国が交渉し、関税率を調整するのを妨げるものではありません」

マレーシアを訪問中のアメリカのルビオ国務長官は10日、交渉次第でアメリカは各国への関税率を見直す余地があるという姿勢を示しました。

ルビオ長官は、ベッセント財務長官が率いる代表団が大阪・関西万博を訪問するため、来週、日本を訪れることにも触れ、関税をめぐって「会談が行われるのではないか」との見通しを示しています。

また、「関税は一つの課題ではあるが、それだけが国同士の関係を決めるわけではない」と述べたうえで、今後もインド太平洋各国との関係強化に力を入れる考えを強調しました。